Nguyen Le专辑介绍： アラン・ホールズワースやスコット・ヘンダーソンが今なお君臨するジャズ／フュージョンギター界にあって、ひときわ個性的な輝きを放つベトナム系フランス人ギタリスト、Nguyen Le（グエン・レ）が1997年にリリースしたアルバム。個性的な作品を送り出すACTレーベル発。 グエン・レはアバークロンビーやフリゼールあたりのいわゆる新感覚派のギタリストの範疇に収められますが、自らの出自に発するアジア音楽をはじめ、アフリカ、南米などのさまざまな音楽的要素を取り入れ、独自のスタイルを確立させたプレイヤー。ヨーロッパ的でモダンな感覚と、アジア人ならではの繊細な美意識とを両立させたうえで、ジミヘンから強く影響を受けたというロックスピリットまでをも色濃く放つという稀有なプレイを展開してくれています。 参加メンバーはPeter Erskine、Marc Johnson、Danny Gottliebという強力な布陣。特にErskineとJohnsonはグエン・レのデビューアルバム「Miracles」以来の共演です。時に妖艶で、時に幽玄でアジアンな調べを奏でたと思いきや、アームを多用したジミヘンばりの切れに切れまくる凶暴なソロを連発、とまさに変幻自在のプレイスタイルはワン＆オンリーで、空前絶後といえます。強力なバック陣を従えて自由自在に宙空を飛翔する超絶プレイはギター好きは当然、昨今の没個性的なフュージョン界に辟易としている人にも実に新鮮な驚きを与えてくれるでしょう。