『水浸しの数え唄』『火炙りの数え唄』と、2枚の同発作品を通し異なる表情を提示してきた蜉蝣。とはいえ本作の中でさえ、感情を押し殺した安穏とした(1)から、アグレッシヴな演奏が暴発してゆく(2)、サイコティックかつアバンギャルドな(3)など、多種多彩な姿を味わえる。