- 歌曲
- 时长
简介
稀代のメロディーメーカーであるピアニスト 木村イオリと、情感深く多彩な音楽性で魅せるベーシスト 森田晃平。10年来の付き合いのある二人が初めて1対1で向き合い、デュオ作を作り上げた。普段の活動では見せられない面やバンドではできなかった音作り、共通して好きなポストクラシカルの要素を取り込んで、各々の音楽性の新たな一面を引き出した。素朴でナチュラルなサウンドを追求し、自然な響きが豊かな八ヶ岳高原音楽堂というホールで、一人のピアニストと一人のベーシストが奏でる音のぬくもりを余すところなく収録した今作。木々の間を吹き抜ける心地よい風、木漏れ日のあたたかい色、降り注ぐ雨と生命力に満ちた大地、自然の恵み溢れる情景が目に浮かぶ楽曲の数々。冒頭を飾る(1)Voice of the Treesの瑞々しいメロディーが二人の描く物語に聴くものを誘い、タイトル曲(2)Blessing from the windは繰り返すフレーズが波のように心に迫ってくる。(13)The Duetは0からのセッションで交互に作っていったという、楽器同士の会話を感じるアンビエント。互いに挑戦してみたかったという組曲、日本組曲 春(10)(11)(12)は24分を超える大作で、他国のミュージシャンでは作り得ない日本的な美、和の趣が節々から感じられる。彼等の音楽をより色彩豊かにしたのが、マスタリングを担当したZino Mikorey。Nils Frahm、Thom Yorke、Olafur Arnalds等のマスタリングも手掛ける彼の作る音の質感が気に入っているという森田晃平が直々にプレゼンし、今作のマスタリングに至った。 聴く人それぞれの生活に溶け込み、どんなシーンでも聴ける。耳に残るフレーズの煌めくような美しさに、ふと涙してしまう。音が色づく瞬間、心の琴線に触れる。多くのひとの日常に穏やかなこの作品が届くように。