勝新太郎のキャラクターが『座頭市』シリーズ最大の魅力であったことは言うまでもないが,伊福部昭をはじめとする作家陣による音楽も忘れられない。音楽としてきっちりと自己主張していながらストーリーを盛り上げていく巧さは,まさに職人の仕事だ。