- 歌曲
- 时长
简介
V2移籍第1弾となる4枚目のアルバム。バッファロー・ドーターは作品を出すごとに作風が変わるが、今回も前作『I』のスピリチュアルな傾向とはガラリと異なる音になった。持ち味のひとつであるポップな歌ものが排除され、グルーヴ主体の長尺曲が大半を占め、実験的でアヴァンギャルドな部分が強く出たアルバムといえるだろう。1曲目の「Cyclic」からして、テリー・ライリー的なミニマリズムと、マニュエル・ゲッチングのようなトランシーなギターが融合し、ミニマルな人力グルーヴが10分以上にわたってじわじわと浸食してくる曲。他にもノイ!のようなハンマー・ビートがうねる「Pshychic A-Go-Go」、彼らの代表曲に現代音楽的な意匠を加えて拡大解釈した「303 Live」なども秀逸。現代音楽、ミニマリズム、ジャーマン・エレクトロ、ニュー・ウェイヴなどの要素を含みつつ、世界のどこにもないクールでラジカルなサウンドに仕上げてしまうセンスは、やはりこの3人ならではのものだ。(